2025/09/24 のものと同じ。
https://lsnl.jp/~ohsaki/lecture/netcomp/2025/#10-1
https://lsnl.jp/~ohsaki/lecture/netcomp/2025/priv/03.pdf
- パケット交換方式と回線交換方式それぞれの原理を他人に説明できるようになる。
- パケット交換方式の利点と欠点を他人に説明できるようになる。
- IP アドレスの構造と意味を理解し、他人に説明できるようになる。
- パケット交換方式と回線交換方式の優劣を定量的に議論できるようになる。
回線交換方式で動作するネットワークについて、 以下の小問に答えよ。 ただし、 スイッチ間のリンクの利用率をすべて等しく p_1、 各リンクの伝搬遅延をすべて等しく τ [s]、 各スイッチにおける処理遅延をすべて等しく Δ [s] とする。 ホスト X からホスト Y までのホップ数を h とする。
(1) ホスト X〜ホスト Y 間の呼損率 q_1 を求めよ。
(2) ホスト X からホスト Y までメッセージを伝送する時の通信遅延 D_1 を求めよ。
パケット交換方式で動作するネットワークについて、 以下の小問に答えよ。 ただし、 各スイッチにおけるパケット損失率をすべて等しく p_2、 各リンクの伝搬遅延をすべて等しく τ [s]、 各スイッチにおける処理遅延およびキューイング遅延をすべて等しく Δ [s] および W [s] とする。 ホスト X からホスト Y までのホップ数を h とする。
(1) ホスト X〜ホスト Y 間のパケット損失率 q_2 を求めよ。
(2) ホスト X からホスト Y までパケットを伝送する時の平均遅延 D_2 を求めよ。
16 進数で C0DAA8CA の IP アドレスについて、以下の小問に答えよ。
(1) 10 進ドット表記で示せ。
(2) アドレスクラスを答えよ。
(3) サブネットに収容できるホスト数を答えよ。
課題 1 および課題 2 において、 p_1 = 0.1、 p_2 = 0.01、 h = 5、 τ = 1 [ms]、 Δ = 0 [ms] の場合を考える。 以下の小問に答えよ。
(1) q_1、q_2、D_1、D_2 をそれぞれ求めよ。
(2) 上の条件下において、 W の値がどの程度までなら、 回線交換方式よりもパケット交換方式のほうが望ましいと考えられるかを論ぜよ。
ホスト X〜ホスト Y 間に存在するスイッチ数が h - 1、 スイッチ間のリンク数が h - 2 である。
(1) h - 2 本のリンクがすべて利用可能である時に限り呼損とならないから
q_1 = 1 - (1 - p_1)^(h - 2)
(2) ホスト X〜ホスト Y 間に存在するリンク数が h、 スイッチ数が h - 1 であるから
D_1 = τ * h + Δ * (h - 1)
ホスト X〜ホスト Y 間に存在するスイッチ数が h - 1 である。
(1) h - 1 台のすべてのスイッチにおいてパケット損失が起きない時に限りパケット伝送が成功するから
q_2 = 1 - (1 - p_2)^(h - 1)
(2) ホスト X〜ホスト Y 間に存在するリンク数が h、 スイッチ数が h - 1 であるから
D_2 = τ * h + (Δ + W) * (h - 1)
(1) 192.218.168.202
(2) クラス C
(3) 254
(1) q_1 = 0.271、q_2 = 0.039404、D_1 = 5 [ms]、D_2 = 5 + 4 W [ms]
(2) 省略
「レポート課題 2025/09/24」と同じ。
https://lsnl.jp/~ohsaki/lecture/netcomp/2025/#10-10