情報工学領域実習 B

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講義ページ
https://lsnl.jp/l/training

講義ページ (複数ページ版 (モバイル端末向け))
https://lsnl.jp/~ohsaki/lecture/training/2024/toc.html

[授業中に提出] リフレクションシート (パスワードが必要です)
https://lsnl.jp/app/lecture/refl/show/training

[自習後に提出] レポート送信フォーム (パスワードが必要です)
https://lsnl.jp/app/lecture/report/show/training

講義ビデオ (パスワードが必要です)
https://lsnl.jp/video/training/2024/

連絡用メイリングリスト (教員に届きます)
training-staff[atmark]lsnl.jp
本文には、必ず学生番号・氏名・メールアドレス (@kwansei.ac.jp のもの) を明記してください。

担当教員

大崎 博之
関西学院大学 工学部 情報工学課程
E-mail: training-staff[atmark]lsnl.jp

授業目的

4 年次の卒業研究に向けて、 コンピュータとプログラミングを活用した、 効率的な研究活動の方法を学ぶ。 また、 将来のキャリア設計についても考える。 コンピュータの高度な利用法 (Linux/macOS/UNIX の利用法、 システム管理、 開発環境、 ネットワーク/サーバ構築) や、 プログラミング技術 (自動化処理、 データ分析/統計処理、 アプリケーション開発) を実習形式で学ぶ。

到達目標

- 卒業研究のテーマや研究活動の基礎を理解し、簡単な研究活動を実施できるようになる。

- コンピュータの高度な利用法を習得し、UNIX 系オペレーティングシステムを効率的に操作できるようになるとともに、システム管理ができるようになる

- Python やシェルスクリプトによる処理の自動化、データ分析/統計処理、アプリケーション開発ができるようになる

授業方法

アクティブラーニング形式 (全体説明、 グループワーク (ディスカッション、 コンピュータ実習、 ペアプログラミング等)、 プレゼンテーション、 振り返り) で実施する。

Python 言語とシェルスクリプトを中心に、 ペアプログラミングによる効果的なソフトウェア開発手法も学ぶ。 受講者の希望に応じて、 その他のプログラミング言語 (C/C++、 JavaScript、 アセンブリ言語、 Lisp、 Awk、 Julia、 Perl、 Ruby、 Go、 VBA、 Matlab/Octave、 R、 React、 Java、 Rust 等) もあわせて学ぶことができる。

受講者の希望に応じて、 コンピュータシミュレーション、 マルチプラットフォーム (iOS、 Android、 Linux、 macOS、 Windows、 Raspberry Pi) 開発、 ネットワークプログラミング、 AI (人工知能)/機械学習プログラミング、 グラフィックスプログラミング等に取り組むこともできる。

成績評価

その他 (基礎平常点および達成点) 100%

基礎平常点 (毎回の実習の基本的な取り組み; 75 点満点) および達成点 (課題等の達成度; 25 点) により評価する。 ただし、 3 回を超える欠席 (またはこれに相当する遅刻・早退) があった場合には不合格とする。 やむを得ぬ事情で出席ができない場合には、 担当教員に申し出ること。

スケジュール

  2024/ 9/25 Debian GNU/Linux のインストールとセットアップ
  2024/10/ 2 CLI 環境のセットアップ
  2024/10/ 9 ウィンドウマネージャ導入
  2024/10/16 エディタ (Emacs チュートリアル)
  2024/10/23 タッチタイピング
  2024/10/30 簡単なツールの設計・開発 (1)
  2024/11/ 6 簡単なツールの設計・開発 (2)
  2024/11/13 ペアプログラミング
  2024/11/20 キャリア設計
  2024/11/27 グラフ上のランダムウォーク
  2024/12/ 4 Python 開発環境 (1)
  2024/12/11 Python 開発環境 (2)
  2024/12/18 研究テーマの理解 (1)
  2025/ 1/ 8 研究テーマの理解 (2)



Debian GNU/Linux のインストールとセットアップ

実習の流れ

1. 解説 (30 分)
2. 実習 (60 分)
3. リフレクションシート記入 (10 分)

チーム分けの方針

- いろいろな人とチームになる
- チームの人数は自由に決めてよい

態度目標

- しゃべる
- 質問する
- 説明する
- 動く (立ち歩く)
- チームで協力する
- チームに貢献する

内容目標

- ノートパソコンを日頃から適切にクリーニングできるようになる。

- ノートパソコンの BIOS 設定の概要を理解し、必要に応じて設定をリセット/変更できるようになる。

- オペレーティングシステムをインストーラを入手し、USB メモリにインストーラを書き込めるようになる。

- Debian GNU/Linux をクリーンインストールし、インストール時にどのような設定を行っているかを理解する。

課題

課題1

自身のノートパソコンをアルカリ電解水を適切に使用してクリーニングせよ。

課題2

自身のノートパソコンの BIOS 設定を確認し、 以下を変更せよ。 (1) BIOS 設定の初期化、 (2) トラックパッドの無効化、 (3) セキュアブートの無効化、 を実施せよ。

課題3

Debian GNU/Linux (amd64) のインストーラを作成せよ。 バージョンは 12.7 (bookworm)、 アーキテクチャは amd64 を選択せよ。

Debian GNU/Linux ISO image (amd64)
http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-cd/current/amd64/iso-cd/

How do I write a CD/DVD/BD image to a USB flash drive?
https://www.debian.org/CD/faq/index.en.html#write-usb

課題 4

課題 3 で作成したインストーラを用い、 Debian GNU/Linux をクリーンインストールせよ。 ただし、 デスクトップ環境をインストールしては「いけない」。

資料
Debian GNU/Linux インストールガイド
https://www.debian.org/releases/stable/amd64/index.ja.html

レポート課題 2024-09-25

実習終了後に自習を行い、 到達目標まで到達せよ。 疑問に思った点、 わからない点は各自で信頼できる文献を用いて調査せよ。

その後、「今週の作業内容」、 「『内容目標』をどの程度達成できた/できなかったか」、 「質問・要望・コメント」、 「感想」を「レポート送信フォーム」から送信せよ。

レポート課題の内容や書き方については、 レポート送信フォームに説明があるのでそちらを参照せよ。

提出方法: 「レポート送信フォーム」から送信せよ。 レポートが再提出された場合は、 新しいほうを採点対象とする。

提出期限: 次回の講義開始の 48 時間前とする (例えば、 9/25(水) の課題であれば、 10/2(水) 3:20pm の 48 時間前である 9/30(月) 3:20pm)。 期限を過ぎたものは受理しない。

注意事項: リフレクションシートは教員のみに送付される。 レポート課題は領域実習のメイリングリストに送付される (受講者全員 + 研究室メンバに送付される) ことに注意せよ。 他の受講者や、 研究室メンバに見られて困る内容はレポート課題には記載しないこと。


Hiroyuki Ohsaki (ohsaki[atmark]lsnl.jp)